「ランサーズでイラストの仕事を受けてみたいけれど、手数料はどれくらい引かれるのだろう」「本当に仕事になるのかな」。そう思って、調べているところではないでしょうか。
この記事では、「お絵かきクリエイター®」として絵を仕事にしている私が、ランサーズでイラストの仕事を受けるときの手数料と手取りの計算、単価が上がりにくいと感じやすい理由、そして単価に悩みにくい働き方を、お伝えします。
先に結論です。ランサーズでイラストの仕事を受けることはできます。ただし、契約金額からシステム手数料が引かれ、単価も仕事ごとに決まるので、手取りを守る工夫が必要になります。もうひとつの選択肢との違いを、表にまとめました。
| 比べるところ | ランサーズで受ける | 「お絵かきクリエイター®」 |
| 始めやすさ | 登録すれば、すぐに応募できる | 認定を受けるまで、学びの期間がある |
| 単価の決まり方 | 仕事ごとの提案や交渉で決まる | 「お絵かきムービー®」の最低単価が決まっている |
| 仕事の広がり方 | 募集中の案件に応募・提案していく | 依頼主からの口コミで広がりやすい |
ランサーズでイラストの仕事は受けられる?
イラストの仕事の受け方
ランサーズには、プロジェクト、コンペ、タスク、時間報酬、月額報酬、パッケージといった契約の方式があります。システム手数料は、これらすべての方式が対象だと、公式ヘルプに案内されています。イラストの仕事では、依頼主の募集に提案して選ばれる形や、自分の得意なメニューを出して依頼を待つ形などがあります。
受けはじめの流れと、最初に気をつけたいこと
大まかな流れは、登録して、プロフィールと作品を整え、案件に応募や提案をして、契約し、納品して、取引が完了すると報酬が支払われる、というものです。実績のない最初のうちは、選ばれにくいので、依頼主に見てもらえる作品を用意しておくことが大切です。
ランサーズの手数料は16.5%、手取りはいくら?
ワーカー側のシステム手数料の仕組み
ランサーズの公式ヘルプでは、ランサー(受注者)のシステム手数料は、契約金額(税込)の16.5%と案内されています。各仕事の取引完了時に、契約金額から手数料を差し引いた額が、報酬として支払われる仕組みです。
私が公式ヘルプを確認したのは2026年10月23日です。料率は改定されることがあるので、登録する前に、公式ヘルプで最新の内容を見ておくと安心です。
手取りの計算例
契約金額から手数料16.5%を引くと、手取りは次のようになります。
| 契約金額 | 手数料(16.5%) | 手取り |
| 5,000円 | 825円 | 4,175円 |
| 10,000円 | 1,650円 | 8,350円 |
| 30,000円 | 4,950円 | 25,050円 |
作業にかかった時間をこの手取りで割ったものが、実際の時給のめやすになります。単価を決めるときは、手数料を引いたあとの金額で考えるのがおすすめです。
報酬が入金されるタイミング
公式ヘルプでは、毎月15日締めの分は当月末日に、月末締めの分は翌月15日に支払われると案内されています。また、支払いには、ランサーズ口座の残高が1,000円を超えている必要があります。納品してすぐ入金されるわけではないので、生活費のあてにするときは、入金までの期間も見ておきたいところです。
ランサーズで、単価が上がりにくいと感じやすい理由
仕事ごとに、ほかの人と比べられる
募集に応募が集まると、依頼主は複数の人を見比べて選びます。実績が少ないうちは、金額で選ばれやすくなります。そのため、手数料が引かれることまで考えると手取りは少なくなるのに、単価を抑えて提案する流れになりやすいのです。
単価を上げる交渉は、自分で背負う
私自身、フリーランスとしてデザイナーやオンライン秘書をしていた頃は、値上げを言い出せないまま、低い単価で消耗していました。手数料が引かれる場では、手取りを守るために単価を上げたくなりますが、その交渉も、断られる不安も、自分ひとりで受け止めることになります。ここが、一番つらいところだと感じています。
単価に悩みにくい選択肢、「お絵かきクリエイター®」という働き方
「お絵かきクリエイター®」とは
「お絵かきクリエイター®」は、企業や個人事業主から会社の想いやサービスの魅力を聞き取り、それを見る人の心に残るストーリーに組み立てて、「お絵かきムービー®」というプロモーション動画にする仕事です。手描きの絵と文字、ナレーションで伝えるのが特徴です。
「お絵かきクリエイター®」「お絵かきムービー®」は、株式会社アクアフィールドの登録商標です。一般社団法人 国際じぶんストーリー協会の認定を受けた人だけが、この名前で活動できます。
最低単価が決まっているから、値上げ交渉に悩まない
イラスト1枚の単価は、数千円からという世界です。そのなかで単価を守り続けるのは、大変です。
一方、「お絵かきムービー®」は、企業が販促のために予算を使う「プロモーション動画」というカテゴリの制作物です。国際じぶんストーリー協会が、この「お絵かきムービー®」の最低単価を35万円と定めています。安さで比べられる市場とは別の場所で、仕事を受けられるということです。この最低単価があるおかげで、値上げの交渉に悩み続けなくて済みます。
絵を描くだけでなく、ストーリーを組み立てる仕事
依頼主から聞き取った内容を、見る人の心に残るストーリーに組み立てるのも、「お絵かきクリエイター®」の大切な仕事です。そのうえでナレーション原稿を作り、イラストを描いて撮影し、音声とともに編集して仕上げます。絵のうまさだけでなく、依頼主の想いをストーリーにする力で、選んでもらう仕事です。
ランサーズで単価に悩んだ経験がある方も、まずは無料体験ワークショップで、仕事の中身を見てみてください。
ランサーズで受ける道と、「お絵かきクリエイター®」として活動する道、どちらが合う?
どんな人に、どちらの道が向いている?
| 比べるところ | ランサーズで受ける道が向いている人 | 「お絵かきクリエイター®」として活動する道が向いている人 |
| 始め方 | 認定を待たずに、まず応募して試してみたい | 学びの期間をとって、じっくり身につけたい |
| 仕事の中身 | イラストの依頼を、幅広く受けたい | 依頼主の話を聞いて、ストーリーにして形にしたい |
| 単価への考え方 | 自分で提案して、単価を調整していきたい | 最低単価という土台のうえで、仕事をしたい |
どちらを選ぶかは、守りたいものしだい
すぐに試したい、いろいろな依頼を経験したい。そんな気持ちが強いなら、ランサーズで受けてみる価値はあります。一方で、単価を守ることに消耗したくない、依頼主とじっくり向き合いたいなら、「お絵かきクリエイター®」として活動する道が合うかもしれません。迷う場合は、ランサーズで1件だけ試してみて、手取りと作業時間を計算してみると、自分に合う道が見えてきます。
まとめ:ランサーズでは「手取り」と「単価の守り方」を先に考えよう
ランサーズでイラストの仕事を受けることはできますが、契約金額の16.5%が手数料として引かれます。手取りと作業時間から時給を出して、続けられるかを確かめてから始めるのがおすすめです。
単価の交渉に悩み続けたくない方には、最低単価が決まっている「お絵かきクリエイター®」という選択肢もあります。まずは無料体験ワークショップで、中身を見てみてください。


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