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イラストの相場はいくら?個人依頼・商用利用の料金目安と、安くなりやすい理由を現役「お絵かきクリエイター®」が解説

イラストの相場はいくら?用途別の料金目安 絵の仕事

イラストを描いてお金をもらいたいと思ったとき、最初に迷うのが「いくらで受ければいいのか」ではないでしょうか。安くしすぎると自分が疲れてしまうし、高くしすぎると依頼が来ない気がする。検索してみても、数百円から数万円まで幅が広すぎて、結局どこに合わせればいいのか分からない。そんな声をよく耳にします。

この記事では、「お絵かきクリエイター®」として絵を仕事にしている私が、イラストの相場を用途別に整理し、なぜ値段にこれほど幅があるのか、そして個人で受けるイラストがなぜ安くなりやすいのかをお伝えします。相場を知ったうえで、どう単価を上げていくかも一緒に考えていきましょう。

この記事のポイント

  • 用途別に見たイラストの相場の目安
  • イラストの料金を左右する4つの要素
  • 個人で受けるイラストが安くなりやすい理由
  • 相場の中で単価を上げていく考え方
  • イラストの相場の外側にある仕事という選択肢

それでは早速見ていきましょう。

イラストの相場は「誰が・何に使うか」で大きく変わる

イラストの値段に幅があるのは、同じ一枚の絵でも、使われ方によって価値が変わるからです。まずは依頼する人と使い道で分けて考えると、相場がぐっと整理しやすくなります。

個人が自分のために頼むイラスト

SNSのアイコンや、趣味で使うキャラクターのイラストなど、個人が自分のために頼む絵は、スキル販売サービスで数百円から数千円くらいの価格帯が中心です。描き込みの多い全身のキャラクターイラストになると1万円前後の出品も見かけますが、全体としては「手の届きやすい値段」で取引されることが多い分野です。

企業やお店が使う商用のイラスト

お店のチラシや商品のパッケージ、Webサイトや広告に使うイラストは、商用利用と呼ばれます。商用のイラストは、その絵が売上や集客に役立つことを前提に依頼されるため、個人利用よりも高めに設定されるのが一般的です。スキル販売サービスでも、同じ絵柄で「商用利用は別料金」としている出品者が多く見られます。

用途別の相場の目安

よく見かける価格帯を、用途ごとにまとめると次のようになります。あくまで目安で、描き手の実績や描き込みの量によって大きく変わる点は押さえておいてください。

用途主な依頼先相場の目安
SNSアイコン(個人利用)スキル販売サービス数百円〜数千円
キャラクターイラスト(個人利用)スキル販売サービス・SNS数千円〜1万円前後
チラシ・Webなどの商用イラストスキル販売サービス・直接依頼1点1万円前後〜数万円
書籍・雑誌の挿絵出版社・編集プロダクション1点数千円〜数万円

イラストの料金を左右する4つの要素

同じ用途でも値段が違うのは、料金を決める要素がいくつも重なっているからです。依頼する側も、描く側も、次の4つを意識すると料金の根拠を説明しやすくなります。

描き込みの量と点数

顔だけか全身か、背景があるかどうか、色を塗るかどうか。描き込みの量が増えるほど制作時間は長くなり、料金も上がります。点数が多い依頼では、1点あたりの単価を少し下げてまとめて受けることもあります。

使える範囲と権利の扱い

どこで、どのくらいの期間、どんな形で使うのかによっても料金は変わります。個人のSNSで使うのか、広告として多くの人の目に触れるのか。著作権を依頼主に譲るかどうかも、料金に大きく影響するポイントです。

納期と修正回数

急ぎの依頼は、ほかの予定を後回しにして対応する分、特急料金を上乗せするのが一般的です。修正の回数も、あらかじめ「何回まで無料」と決めておかないと、実際の作業時間に見合わない金額になってしまいがちです。

描き手の実績と指名

最後に大きいのが、描き手自身の実績です。作品を見て「この人に描いてほしい」と指名される段階になると、相場より高い料金でも依頼が来るようになります。逆に言えば、実績が少ないうちは、相場の中で比べられる立場に置かれやすいということでもあります。

見積もりを出すときに確認したいこと

相場が分かっても、実際の依頼では「この条件ならいくらか」を自分で決める必要があります。見積もりを出す前に、次のことを依頼主に確認しておくと、あとから「思っていたのと違う」と揉めるのを防げます。

  • 何に使うのか(SNS、チラシ、商品、Webサイトなど)
  • 点数とサイズ、カラーかモノクロか
  • 納品の形式(画像の種類、背景の有無など)
  • 修正は何回まで対応するか
  • いつまでに必要か

これらを確認したうえで、基本料金に用途や納期の条件を足していく形にすると、料金の根拠を依頼主にも説明しやすくなります。

個人で受けるイラストが安くなりやすい理由

相場の表を見て、「思っていたより安い」と感じた方も多いかもしれません。個人でイラストを受けると値段が下がりやすいのには、市場の仕組みそのものに理由があります。

スキル販売サービスは比べられやすい

スキル販売サービスには、同じような絵柄の出品が一覧で並びます。依頼する側は、作品と値段を見比べて選ぶことができるので、技術に大きな差がなければ、最終的には値段が決め手になりがちです。出品する側も「少しでも安くしないと選ばれない」と感じ、全体の相場が下がっていきます。

手数料や修正対応で、手元に残る金額が減る

サービスを通して受けると、売上から手数料が差し引かれます。さらに、やり取りや修正にかかる時間は料金に含まれていないことが多く、時給に直すと驚くほど低くなることも珍しくありません。値段だけを見ていると、この部分を見落としやすいのです。

「実績づくり」の値下げが続いてしまう

最初は実績を作るために安く受ける、というのはよくある始め方です。ただ、安い値段で依頼してくれた人に、あとから値上げを切り出すのは簡単ではありません。実際にイラストの仕事をしたことがある方ほど、この「上げどきが分からない」感覚には覚えがあると思います。

相場の中で単価を上げていく考え方

では、個人で描き続けながら単価を上げるにはどうすればいいのでしょうか。よく言われる方法を3つ挙げておきます。

得意な用途に絞って専門性を出す

「何でも描けます」より、「飲食店のメニューイラストが得意です」のように用途を絞ったほうが、依頼する側は安心して任せられます。専門性がはっきりすると、ほかの出品と値段だけで比べられにくくなります。

直接の依頼につなげる

一度仕事をした相手から直接依頼をもらえるようになると、手数料がかからず、値段の相談もしやすくなります。納品のたびに丁寧なやり取りを重ねておくことが、次の依頼につながります。

そもそも相場が違う市場に移る

もうひとつの考え方が、イラスト単体の相場で勝負するのをやめて、値段の基準そのものが違う市場に移ることです。私が今している仕事は、まさにこの考え方から選んだものでした。

イラストの相場の外側にある「お絵かきムービー®」という仕事

そもそも「お絵かきムービー®」とは

ここで、私が「お絵かきクリエイター®」として作っている「お絵かきムービー®」について紹介させてください。これは、企業や個人事業主から依頼を受けて、会社の想いやサービスの魅力を聞き取り、見る人の心に残るストーリーに組み立て、それをホワイトボードに手描きの絵と文字、ナレーションで伝えるプロモーション用の動画です。

手描きの絵で説明していく動画は、一般には「ホワイトボードアニメーション」と呼ばれ、スキル販売サービスでは1万円程度から出品されています。

「お絵かきムービー®」がそれと違うのは、依頼主の想いをストーリーに組み立てるところから手がける点です。「お絵かきクリエイター®」「お絵かきムービー®」はどちらも株式会社アクアフィールドの登録商標で、一般社団法人 国際じぶんストーリー協会の認定を受けた人だけが名乗れます。

単価に「最低ライン」がある

イラストの相場が下がりやすいのは、比べられやすく、値段の下限がない市場だからでした。実はこの協会は、「お絵かきムービー®」を受注するときの最低単価を35万円と定めています。依頼主にとっては絵を買うのではなく、企業のプロモーション予算から支払う「動画制作」なので、そもそもの値段の考え方が違うのです。

最低単価があることで、実績の少ないうちでも、値下げ競争に巻き込まれずに仕事ができます。絵はシンプルな線画でも成り立ち、活動している人の約9割は絵の未経験者です。絵を描く力に加えて、依頼主の話を聞いてストーリーにする力が評価される仕事だと感じています。より詳しい仕事内容は、こちらの記事にまとめています。

イラストの相場に関するよくある質問

Q. 相場より安く受けても大丈夫ですか?

始めたばかりの時期に、相場の少し下で受けるのは珍しいことではありません。ただ、「いつまでこの値段にするか」を先に決めておかないと、ずるずると安い値段が続いてしまいます。何件受けたら値上げする、と自分の中でルールを作っておくのがおすすめです。

Q. 相場はどこで調べればいいですか?

スキル販売サービスで、自分と同じ用途・同じくらいの描き込みの出品を10件ほど見比べると、おおよその価格帯がつかめます。その中で、実績の多い人がいくらに設定しているかも参考になります。

Q. 商用利用で料金を分けるのは失礼になりませんか?

失礼にはあたりません。使い道によって絵の価値が変わるのは自然なことで、多くの描き手が料金を分けています。最初に料金表として示しておくと、依頼する側も安心して相談できます。

まとめ:相場を知ったうえで、どこで描くかを選ぶ

イラストの相場は、誰が何に使うかによって、数百円から数万円まで大きく変わります。個人で受けるイラストは、比べられやすさや手数料、実績づくりの値下げによって、どうしても安くなりやすいのが現実です。

相場の中で専門性を磨くのもひとつの道ですし、値段の基準そのものが違う市場に移るのもひとつの道です。イラストの副業がなぜ稼げないと言われるのかはこちらの記事で、イラストレーターとして働くルートと収入はこちらの記事でも詳しくお伝えしています。自分に合う描き方、働き方を選ぶための材料にしてもらえたらうれしいです。

※「お絵かきムービー」と「お絵かきムービークリエイター」は、株式会社アクアフィールドの商標登録です。

「お絵かきクリエイター®」あきな

デザインや動画制作の仕事で

ずっと低単価に消耗していたところから、
 
クリエイターズアカデミーで学び、
認定「お絵かきクリエイター®」として活動しています。
 
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このサイトでは、
受講を迷っている方に向けて、
 
良い面も気になる点も本音でお伝えしています。

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