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絵が下手でも「お絵かきクリエイター®」になれる?未経験9割の実態と、画力が伸びていく練習の仕組み

絵が下手でもなれる?未経験9割の実態 「お絵かきクリエイター®」

「お絵かきクリエイター®」という名前を聞いて、興味はあるけれど「絵が描ける人のための仕事でしょう」と、最初から自分を候補から外してしまっていませんか。子どもの頃から絵は好きだったけど、自信があるわけではない、学生時代の美術の成績も特別良いわけでもなかった。そんな方ほど、名前だけで判断してしまうのは本当にもったいないと、私は感じています。

この記事では、クリエイターズアカデミーで受講して認定を受け、今「お絵かきクリエイター®」として活動している私が、絵が苦手な人でもこの仕事ができるのかを、実際にどのくらい描ければいいのか、描く力はどうやって伸びていくのか、という順番でお伝えします。

この記事のポイント

  • 絵が苦手な人がこの仕事をしている、というのは本当か
  • 実際の仕事で求められる絵のレベル
  • 画力より先に大事になる力
  • 苦手な状態から描く力が伸びていく練習の仕組み
  • 画力が伸びると、仕事にどう反映されるか

それでは早速見ていきましょう。

  1. 名前のイメージで、損をしているかもしれない
    1. 描く作業は、仕事全体の一部にすぎない
    2. 名前だけで「自分には関係ない」と決めない
  2. 結論:絵が下手でも「お絵かきクリエイター®」になれる
    1. 活動している人の約9割が、絵の未経験者
    2. そもそも「お絵かきクリエイター®」とは
  3. 実際の仕事で求められる絵のレベル
    1. シンプルな線画でも成り立つ
    2. 棒人間で表現しているクリエイターもいる
  4. 画力より先に大事になるのは「伝える力」
    1. 絵を描くのは、制作の後半
    2. スクールも、描き方よりストーリーを重視して教えている
    3. これまでの経験が、そのまま強みになる
  5. 苦手な状態から、描く力はこうして伸びていく
    1. 「手が目より先に肥えることはない」
    2. 毎日、よく観察して描く
    3. 作品を見せ合うことで、観察する対象が増える
    4. 私の場合:恥ずかしさから始まった
  6. 画力が伸びると、仕事にどう反映されるか
    1. 最低単価35万円という土台
    2. 画力を磨けば、1本100万円の世界もある
  7. 絵が苦手な人からよくある質問
    1. Q. 入学前に、絵の練習をしておいたほうがいいですか?
    2. Q. 絵が苦手だと、面談で不利になりますか?
    3. Q. 大人になってから絵を始めても、上達しますか?
    4. Q. デジタルで描けないとダメですか?
  8. まとめ:「絵が描けないから無理」と決めつける前に

名前のイメージで、損をしているかもしれない

描く作業は、仕事全体の一部にすぎない

「お絵かき」という言葉が入っているので、この仕事は絵を描くこと自体が主役だと思われがちです。でも実際には、描く作業は仕事全体の一部にすぎません。依頼主の話を聞き、伝えたいことを整理し、ナレーションの言葉を考える。

名前だけで「自分には関係ない」と決めない

その先に、伝えるための手段として絵があります。名前だけを見て「自分には関係ない」と判断してしまうと、自分に向いているかもしれない仕事に出会う機会を、知らないうちに逃してしまうことになります。

結論:絵が下手でも「お絵かきクリエイター®」になれる

先に結論をお伝えすると、絵に自信がなくても「お絵かきクリエイター®」として仕事をすることはできます。これは励ましのための言葉ではなく、実際にこの仕事をしている人たちの顔ぶれを見ての実感です。

活動している人の約9割が、絵の未経験者

私の周りの先輩クリエイターも含めて、この仕事をしている人の約9割は、もともと絵を描いてこなかった未経験者です。なかには美大や絵の専門学校を出た人もいますが、むしろ少数派です。会社員、主婦、別の業種の個人事業主など、それぞれの経験を持って入ってきた人が大半を占めています。

そもそも「お絵かきクリエイター®」とは

念のため、どんな仕事かも押さえておきます。ホワイトボードに手描きの絵と文字を描き進めながら、ナレーションで説明していく動画は、一般に「ホワイトボードアニメーション」と呼ばれます。YouTubeの本の要約チャンネルなどでもよく使われている表現の形式で、登録商標ではありません。

「お絵かきムービー®」は、この形式を使いながら、依頼主の想いやサービスを聞き取り、見る人の心に残るストーリーに組み立てて仕上げる、プロモーション用の動画です。絵と文字で説明するだけならホワイトボードアニメーションで足ります。そこにストーリーの構成が加わることで、企業や個人事業主が想いを伝えるための特別な動画になります。一般社団法人 国際じぶんストーリー協会が認定しているのは、このストーリーを軸にした動画づくりです。

この「お絵かきムービー®」を作るのが「お絵かきクリエイター®」で、協会の認定を受けた人だけが名乗れる肩書きです。「お絵かきムービー®」「お絵かきクリエイター®」はどちらも登録商標なので、似た手描き動画を作っていても、認定なしにこの名前を使うことはできません。

実際の仕事で求められる絵のレベル

「絵が描けなくてもいい」と言われても、どの程度なら大丈夫なのかが分からないと不安は消えないと思います。ここは具体的にお伝えします。

シンプルな線画でも成り立つ

仕事で描く絵は、細かく描き込んだイラストでなくても構いません。人物なら顔の向きと表情、手の動きが伝われば、シンプルな線画でも仕事として成り立ちます。

それは、「お絵かきムービー®」の価値の中心が、依頼主の想いを組み立てたストーリーにあるからです。ストーリーがしっかりしていれば、線画でも見る人に想いは届きます。

棒人間で表現しているクリエイターもいる

中には、人物を棒人間で描き、手足の動きと表情だけで感情を伝えているクリエイターもいます。棒人間と聞くと手抜きのように感じるかもしれませんが、情報を絞っているぶん、動きや表情がまっすぐ伝わるという良さがあります。上手に描けなくても、伝わるように描ければ成り立つ世界なのです。

よくある思い込み実際のところ
リアルで上手な絵が描けないといけないシンプルな線画でも成り立つ
人物を正確に描けないといけない棒人間で表現している人もいる
美術の経験者でないと通用しない活動している人の約9割が未経験者
画力がすべてを決める先に大事なのは、伝えたいことを形にする力

画力より先に大事になるのは「伝える力」

では、この仕事で一番大事な力は何か。私は、依頼主が伝えたいことを聞き取り、見る人に届くストーリーに組み立てる力だと思っています。

絵を描くのは、制作の後半

実際の制作は、ヒアリングから始まります。クライアントの想いや、届けたい相手、伝えたいことを聞き取り、それを見る人の心に残るストーリーに組み立てて、ナレーションの原稿を作ります。ストーリーを組み立てるのは、クリエイター自身の仕事です。絵を描いて撮影するのは、そのあとです。つまり、動画の出来を大きく左右するのは、絵を描く前の段階なのです。

スクールも、描き方よりストーリーを重視して教えている

クリエイターズアカデミーのカリキュラムでも、絵の描き方以上に、ストーリーテリングが重視されています。依頼主の中にある想いをどう引き出し、どんな順番で語れば見る人の心が動くのか。ここがしっかりしていれば、絵がシンプルでも動画は伝わりますし、逆にどれだけ絵が上手でも、ストーリーが弱ければ届きません。

これまでの経験が、そのまま強みになる

相手の話をじっくり聞くこと、要点をまとめて伝えること。こうした力は、絵の練習とは関係なく、これまでの仕事や暮らしの中で身についているものです。絵を描いてこなかった人が多いのにこの仕事が成り立っているのは、画力以外のそういった力が大きく求められる仕事だからだと思います。

苦手な状態から、描く力はこうして伸びていく

とはいえ、描く力が伸びれば表現の幅は確実に広がります。ここでは、絵が苦手な人がどうやって上達していくのかを、私自身の経験も交えてお伝えします。

「手が目より先に肥えることはない」

スクールでよく言われる言葉に、「手が目より先に肥えることはない」というものがあります。上手に描けるようになるには、まず上手なものを見分ける目、つまり観察する力が育つ必要がある、という意味です。描く手の技術は、見る目が育ったあとから追いついてきます。

毎日、よく観察して描く

そのため、練習の中心は「よく観察して描く」ことです。「お絵かきクリエイター®」になるためのクリエイターズアカデミーというスクールでは、毎朝Zoomで「朝活ドローイング」が開かれています。そこで、講師の指導のもとで、みんなで一緒に絵のトレーニングをしています。ただ手を動かすのではなく、対象の形や線の流れをじっくり見て、それを再現しようとする。この回数を積み重ねることが、上達のいちばんの近道です。

観察するときに意識したいのは、ものの輪郭だけでなく、全体の比率や、線がどこからどこへ流れているかです。たとえば人の顔なら、目と鼻の位置関係、あごの角度、表情によって口元がどう変わるか、重心がどこにかかっているか。こうしたところを「なんとなく」ではなく、確かめるように見る習慣がつくと、描く線に迷いが減っていきます。

作品を見せ合うことで、観察する対象が増える

トレーニングでは、参加者全員の作品を見せ合う時間もあります。先輩の絵と並ぶと、自分との差を感じて落ち込むこともあります。でも、そこで終わりではありません。「どんな描き方をすれば、あんなふうに描けるのか」と考えると、先輩の絵そのものが次の観察の対象になるのです。

私の場合:恥ずかしさから始まった

正直に言うと、最初に参加したときは、自分の描いた絵を人に見られるのが恥ずかしくてたまりませんでした。それでも回を重ねるうちに、線が迷わず美しく引けるようになり、ものの形を平面ではなく立体としてとらえられるようになってきました。特別な才能があったわけではなく、よく見て、再現しようとする回数を増やしただけです。それでも力は着実についていく、ということを身をもって感じています。

画力が伸びると、仕事にどう反映されるか

最後に、描く力と収入の関係もお伝えしておきます。

最低単価35万円という土台

「お絵かきムービー®」は、イラストではなくプロモーション動画というカテゴリの制作物として扱われ、協会が最低単価を35万円と定めています。絵を描き始めたばかりの人でも、この基準を下回る金額で受ける人はいません。画力がまだ発展途上でも、仕事としての価値は最初から守られているということです。

画力を磨けば、1本100万円の世界もある

そのうえで、画力やストーリーの質を磨いていけば、単価は上がっていきます。1本100万円の案件をコンスタントに受けているクリエイターも少なくありません。線画でも仕事は成り立ちますが、描く力を伸ばした分だけ、きちんと評価として返ってくる。この両方があるのが、この仕事の面白さだと思います。

段階描く力仕事の状態
始めたばかりシンプルな線画・棒人間最低単価35万円の基準で受注できる
観察の練習を重ねた頃線が整い、形を立体でとらえられる表現の幅が広がる
画力とストーリーを磨いた先伝わる絵を自在に描ける1本100万円クラスの案件も

収入の具体的な動き方は、こちらの記事でシミュレーションしています。

絵が苦手な人からよくある質問

Q. 入学前に、絵の練習をしておいたほうがいいですか?

必須ではありません。入学後に毎日の観察トレーニングがあるので、そこから始めても十分に間に合います。もし何かしておきたいなら、身の回りのものをよく見て、線だけで描いてみることをおすすめします。上手く描くことより、よく見る習慣をつけることが、入学後の練習にもつながります。

Q. 絵が苦手だと、面談で不利になりますか?

私の感覚では、面談で重視されているのは絵の上手さよりも、この仕事をやりたい理由や、続けていけそうかどうかです。9割が未経験者という事実からも、絵の経験が入学の条件になっていないことが分かると思います。

Q. 大人になってから絵を始めても、上達しますか?

上達します。この仕事をしている人の多くは、大人になってから本格的に絵を描き始めています。上達を決めるのは、始めた年齢よりも、よく見て描く練習をどれだけ重ねたかです。毎日の練習に仲間と一緒に参加できる環境があるので、一人で続けるよりずっと習慣にしやすいと感じています。

Q. デジタルで描けないとダメですか?

「お絵かきムービー®」は、ホワイトボードにペンで手描きするのが基本です。デジタルのイラスト制作の経験がなくても問題ありません。

まとめ:「絵が描けないから無理」と決めつける前に

「お絵かきクリエイター®」は、名前から絵の上手な人の仕事だと思われがちです。でも実際は、活動している人の約9割が絵の未経験者で、シンプルな線画でも仕事は成り立ちます。大事なのは、依頼主の想いを聞き取り、伝わる形にする力です。描く力は、よく観察して描く練習を重ねることで、後から着実についてきます。

絵に自信がないことを理由にあきらめかけているなら、まずは無料の説明会やワークショップで、実際に描いてみるところから始めてみてください。仕事内容や認定までの流れをもっと知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

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