「お絵かきクリエイターとして起業しませんか?」という広告やメッセージを見て、気になりつつも「お絵かきクリエイター 起業 怪しい」「口コミ」と検索してこのページにたどり着いた方も多いと思います。絵を描いて起業、しかも最初は無料で教えてもらえる、と聞けば、うまい話すぎないかと身構えるのは自然なことです。
私はクリエイターズアカデミーで受講して認定を受け、今は「お絵かきクリエイター®」として活動しています。入口は、まさにその無料のワークショップでした。この記事では、実際に参加したワークショップで何をしたのか、そのあと面談と申し込みがどう進んだのかを、体験した順番どおりにお伝えします。
この記事のポイント
- 「お絵かきクリエイターで起業」という言葉が怪しく見える理由
- そもそも「お絵かきクリエイターとして起業する」とはどんな働き方か
- 私が参加した5日間の無料体験ワークショップの中身
- ワークショップのあと、面談・申し込みまでの流れ
- 起業についての口コミで気になる声と、私の実感
それでは早速見ていきましょう。
「お絵かきクリエイターで起業」という言葉が怪しく見える理由
最初に、なぜこの言葉に引っかかりを覚えるのかを整理しておきます。私自身、最初に見たときは期待より警戒のほうが大きかったので、その感覚はよく分かります。
「起業」という言葉のハードルが高い
「絵の仕事を始めませんか」ではなく「起業しませんか」と言われると、急に話が大きく感じられます。会社を立ち上げる、店を構える、といったイメージが浮かぶ方もいるかもしれません。実際には、ここでいう起業は個人で制作の仕事を請け負って収入を得ていくことを指していて、身ひとつで始められる働き方です。ただ、言葉の響きだけが先に届くので、身構えてしまうのは無理もないと思います。
広告から始まり、費用が最初に見えない
SNSの広告などで知ることが多いうえ、受講にかかる費用は最初の段階では分かりません。入口が広告で、しかもお金の話が後から出てくる流れは、どうしても「最後に高いものを売られるのでは」という想像につながりやすいものです。
何日も無料で教えてもらえることへの違和感
私が参加したワークショップは5日間ありました。講師に直接教わりながら、何日も無料というのは、正直なところ「なぜそこまで」と感じる部分でもありました。無料の裏には何かあるはず、と考えるのは慎重な人ほど自然な反応だと思います。
ただ、結論から言うと、実際に参加してみて「怪しい」と感じる場面はありませんでした。無料の期間は、この仕事や学び方が自分に合うかを確かめるための時間で、その先に進むかどうかは最後まで自分で決められる流れになっていました。その中身を、ここから順番にお伝えします。
そもそも「お絵かきクリエイターで起業する」とはどんな働き方か
ワークショップの話に入る前に、ここでいう「起業」の中身を押さえておきます。ここが曖昧なままだと、良い話にも悪い話にも振り回されてしまうからです。
「お絵かきムービー®」を企業に届ける仕事
「お絵かきムービー®」は、依頼主の想いやサービスを聞き取ってストーリーに組み立て、ホワイトボードに手描きのイラストと文字を描き進めながらナレーションで伝える、プロモーション用の動画です。手描きの絵で説明するだけの一般的なホワイトボードアニメーションとは、ストーリーを組み立てるところから手がける点が違います。「お絵かきクリエイター®」は、この動画を制作する人の肩書きで、一般社団法人 国際じぶんストーリー協会の認定を受けた人だけが名乗れます。どちらも登録商標です。
依頼主は主に企業や個人事業主で、会社の想いやサービスの魅力を伝えるプロモーション動画として使われます。ヒアリングでクライアントの伝えたいことを聞き取り、ストーリーを組み立て、絵と音声で一本の動画に仕上げて納品する。この一連の制作を個人で請け負うのが、「お絵かきクリエイターとして起業する」ということの実態です。
協会の最低単価が、個人の起業を現実的にしている
絵の仕事を個人で始めるとき、多くの人がぶつかるのが価格の問題です。イラスト1枚の依頼はスキルマーケットなどで数千円から取引されることも多く、実績のない個人は値下げ競争に巻き込まれがちです。
「お絵かきムービー®」は、イラスト単体ではなく「プロモーション動画」という別のカテゴリの制作物として扱われ、協会が最低単価を35万円と定めています。この金額を下回って受ける人はいないため、始めたばかりの人でも安売りの競争に入らずにすみます。1本あたりの単価が守られていることが、個人でも仕事として成り立たせやすい大きな理由です。
副業から始める人もいる
起業といっても、いきなり今の仕事を辞める必要はありません。本業を続けながら副業として案件を受け、実績が増えてから活動の比重を移していく人もいます。自分の生活に合わせて始め方を選べる点も、この働き方の特徴だと思います。
| 比べるポイント | 一般的なイラストの仕事 | 「お絵かきクリエイター®」としての起業 |
| 主な取引の場 | スキルマーケット・クラウドソーシング | 企業・個人事業主との直接取引 |
| 制作物のカテゴリ | イラスト単体 | プロモーション動画 |
| 単価の決まり方 | 相場や値下げ競争に左右されやすい | 協会の最低単価(35万円)が下支え |
| 求められる力 | 描く技術 | 伝えたいことを聞き取り、ストーリーにする力 |
仕事内容や認定の流れをもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事でまとめています。
私が参加した5日間の無料体験ワークショップの中身
ここからは、私が実際に参加したワークショップの体験です。なお、この無料の入口はワークショップや説明会など、時期によっていろいろな内容で開催されているようなので、これから参加する方の回とは中身が違う可能性があります。あくまで私が参加した回の話として読んでください。
Zoomで講師の解説を聞きながら、実際に絵を描いた
参加はZoomでした。画面の向こうで絵の講師の方が描き方を解説してくれて、それを見ながら自分も手を動かして描いていく、という実践型のワークショップです。話を聞くだけの説明会を想像していたので、初日から実際にペンを持つことになったのは良い意味で予想外でした。
描き方のコツをその場で教わりながら描くと、自分の絵が少しずつ変わっていくのが分かります。「私にもできるかも」という感覚を、説明ではなく自分の手で確かめられたことが、このワークショップで一番大きかったと思います。
リアルタイムで参加できなくても録画が届く
仕事や家のことで、決まった時間にZoomの前に座れない日もあると思います。ワークショップは録画も送ってもらえたので、リアルタイムで参加できなかった日も、空いている時間に自分で取り組むことができました。5日間すべてに時間を合わせなければいけない、というプレッシャーがなかったのは助かりました。
5日間があっという間だった
正直に言って、ワークショップは本当に楽しかったです。5日間と聞くと長く感じるかもしれませんが、毎日描くのが楽しみで、終わってみればあっという間でした。無料だから気軽に、という気持ちで参加したはずが、気づけば次の日の内容を心待ちにしていました。
そのときの講師に、今も毎日教わっている
実は、このワークショップで登壇されていた講師の方には、スクールに入った今も教わり続けています。毎日「朝活ドローイング」というZoomの時間を設けてくださっていて、みんなで一緒に絵のトレーニングをしています。それに加えて、絵コンテの作り方や描き方についても指導や助言をもらっています。
無料の場で出会った講師が、入学後もずっと近くで指導してくれている。この一貫性は、ワークショップが「入口だけ手厚くて中身は別」という作りではないことの、何よりの証拠だと私は感じています。
| 項目 | 私が参加したときの内容 |
| 参加方法 | Zoom |
| 期間 | 5日間 |
| 内容 | 絵の講師の解説を聞きながら、実際に絵を描く実践型 |
| 参加できなかった日 | 録画が届き、空いている時間に取り組める |
| 費用 | 無料 |
| 注意点 | 内容は時期によって異なる場合がある |
ワークショップのあと、面談・申し込みまでの流れ
次に、ワークショップが終わってから申し込むまでの流れです。「無料のあとに強引な勧誘が待っているのでは」と心配している方にとって、一番知りたいところだと思います。
面談は、興味を持った人が自分で申し込む
ワークショップに参加したからといって、自動的に面談が組まれるわけではありません。ワークショップを受けてみて、もっと詳しく知りたい、受講を考えてみたいと思った人が、自分で面談に申し込む流れです。興味が持てなければ、ワークショップだけで終わっても何の問題もありません。
面談は、スクール側が受講生を見極める場でもある
面談は、申し込みを勧められるだけの場ではなく、スクール側も受講生として一緒に進めていけるかを見ている場です。誰でもそのまま入学できるわけではない、という点は意外に思われるかもしれません。面談でどんなことを聞かれ、どこを見られていると感じたかは、こちらの記事で詳しく書いています。
申し込みは、検討してから決めても大丈夫
面談のあと、その場で決めなければいけないということはなく、持ち帰って検討することもできると思います。私自身は当日に申し込みを決めましたが、それはワークショップの5日間で気持ちが固まっていたからで、決断を強要されるようなことは一切ありませんでした。
ちなみに私のときは、受講費を現金一括で支払うと「お絵かきムービー®」の撮影機材がもらえる、という特典がありました。特典の有無や内容については時期によって違うかもしれないので、気になる方は面談で確認してみてください。受講費そのものの考え方については、こちらの記事で触れています。
| ステップ | 内容 | 自分で決めること |
| ① 無料ワークショップ(説明会) | Zoomで講師の解説を聞きながら実際に描く。録画あり | 参加するかどうか |
| ② 面談 | 興味を持った人が自分で申し込む。スクール側も受講生を見極める | 面談に進むかどうか |
| ③ 申し込み | 面談後に検討して決める。当日でなくてもよい | 受講するかどうか |
「お絵かきクリエイター 起業」の口コミで気になる声と、私の実感
起業という切り口で検索すると、期待する声と同じくらい不安な声も目に入ります。よく見かける3つの声について、実際に活動している立場からの実感をお伝えします。
「本当に仕事として成り立つの?」
一番多いのがこの疑問だと思います。このスクールのカリキュラムは、描き方を学んで認定を受けたら終わりではなく、その後の営業や案件獲得、受注した案件をクライアントに納品するところまでが含まれています。描けるようになっても仕事の取り方が分からない、という状態で終わらないのは大きな違いです。
さらに「お絵かきムービー®」は口コミで広がりやすく、納品したクライアントから知り合いの経営者を紹介してもらえることも少なくありません。最初の1本は緊張しますが、実績が増えるほど紹介で次の依頼につながっていく、というのが実際の感覚です。
「受講費が高くて元が取れるか不安」
受講費が決して安くないのは事実です。ただ、先ほどお伝えした最低単価があるため、最低単価で案件を受注したとしても数回受注できれば受講費は回収できる計算になります。つまり考えるべきは「何年かかるか」より「最初の数本をどう取るか」です。1年目の収入の動きは、こちらの記事で時期ごとにまとめています。
「入ったあと放置されないか心配」
これについては、むしろ逆でした。入学してから今まで、「こんなに手厚いサポートがあるの?」と驚くことばかりです。Chatworkでいつでも質問でき、毎日開かれている「職員室Zoom」には講師が常駐していて、文章では伝えにくいことも画面を見せながらその場で解決できます。
全国各地では先輩クリエイターが「フリーワーク」という作業会を開いていて、地元で直接相談できる機会もあります。そこに、講師による毎朝の「朝活ドローイング」も加わります。一人で黙々と続けるしかない、という状況になったことは一度もありません。そのほかの口コミ全体については、こちらの記事で整理しています。
お絵かきクリエイターでの起業に向いている人・まだ早い人
誰にでもおすすめできる働き方ではないので、向き不向きも正直にお伝えします。
向いている人
絵を描くことそのものが好きで、毎日少しずつでも手を動かすことを楽しめる人は向いていると思います。また、絵の上手さ以上に、相手の話を聞いてそれを伝わる形に組み立てることにやりがいを感じる人は、この仕事と相性が良いはずです。教わったことを自分から試してみる行動力があれば、手厚いサポートをそのまま力に変えられます。
まだ早いかもしれない人
「絵を描くだけで自動的にお金が入ってくる」というイメージで考えている人には、まだ早いと思います。スクールは営業や案件獲得まで指導してくれますが、案件を割り振ってくれるわけではなく、提案するのは自分自身です。また、受講費を生活費を削って無理に用意しようとしている場合も、一度立ち止まったほうがいいと思います。
| 向いている人 | まだ早いかもしれない人 |
| 絵を描くこと自体が好き | 描くだけで自動的に稼げると思っている |
| 相手の想いをストーリーにすることにやりがいを感じる | クライアントとのやり取りをできるだけ避けたい |
| 教わったことを自分から試せる | 誰かが案件を持ってきてくれるのを待ちたい |
| 生活を崩さない範囲で受講費を用意できる | 生活費を削って受講費を工面しようとしている |
まとめ:迷っているなら、まずは無料の場で自分の目で確かめてほしい
「お絵かきクリエイターで起業」という言葉は、響きが大きいぶん怪しく見えやすいものです。でも実際に私が体験した流れは、無料のワークショップで実際に絵を描いてみて、興味を持ったら自分で面談に申し込み、検討したうえで受講を決める、という自分で選べる順番になっていました。
そして、ワークショップで出会った講師に今も毎日教わっていることが、入口と中身が同じ熱量でつながっている何よりの実感です。ネットの口コミだけで判断がつかないなら、まずは無料の場に参加して、この仕事と学び方が自分に合うかを自分の目で確かめてみてください。私にとっては、あの5日間がすべての始まりでした。


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